ネットの個人売買は、旧車を安く手に入れる方法のひとつ。ヤフオクやメルカリ、最近ではX(旧Twitter)やインスタなんかでも、頻繁にやり取りが行われていますよね。
でも、そんなネットでの取引で気になるのが「マシンの程度」。どんなに安く手に入れても、それがゴミみたいなポンコツだったら…まさに「金をドブに捨てる」ことになっちゃうわけです。
とはいえ、程度の良い車を引き当てるコツもあるんです。それについては別の記事でお話しするとして、今回は「ネットの個人売買で絶対に避けるべきこと」を、実際にあった事件と合わせて紹介します。
現車確認の後にクルマが盗まれた!?
買い手にとって気になるのが「マシンの程度」。そこで、行うのが「現車確認」。その名の通り、実際に車を見て確認するというわけです。やり方としては、道の駅やコンビニの駐車場に集まって、実際に車を見てもらうことが多いですね。
ただし、ここで絶対にやってはいけないことが1つ。それは「試乗」。事故はもちろんのこと、バイクなら転倒のリスクもあるからです。
そして、試乗で最も注意すべきなのが「乗り逃げ」。試乗で出かけたまま、戻ってこない…という事件が実際にあります。ニュースでも取り上げられていましたが、バイクにまたがった瞬間、エンジンをかけてそのまま出発して乗り逃げされた、なんていうことも。これは後先考えない若い輩がよくやるテクニック。
そのため、免許証などをスマホで撮影しておくのも一つの防衛策ですが、最初から窃盗目的で近づいてきた帆との場合、偽造免許書を使っている可能性もあるので完璧な防衛策とは言うことができない。
さらに危険なのは、自宅やガレージに来てもらうこと。家に来て「検討します」と言って帰ったあと、夜中に盗みに来るのはよくある手口。だから、どこか遠くのコンビニやサービスエリアで会う方が安全だと思いがちですが、それも残念ながら万全ではいかないんです。現車確認後、家に帰る途中で追跡されて、駐車場を特定される可能性も…。
「じゃあ、どうすればいいんだよ!」って声も聞こえてきますが、筆者はヤフオクでの取引において、次のことを守っています。評価が低い人とは絶対に取引しない!
君子、危うきには近づかず…が正解!
これが意外とシンプルですが、かなり有効な方法です。具体的には評価が1桁、もしくはマイナス評価が3つ以上ある人とは取引しないということ。
どうしてこれが重要かというと、評価の低い人には理由があるからです。昔からよく言われる「君子、危うきには近づかず」という言葉。これはまさに真理なのです。アヤシイ人は、やましい理由が必ずある。
そして、こういった低評価な人と取引しないようにすると、次のようなトラブルも回避することができるのです。
評価ゼロの新規ユーザーだと「送料はゼロにして」「値引きして」「お金がないのでキャンセル」「支払いは半年後でもいい?」など、常識外れなことを言ってくることが多いんです。
さらに、取引後には「傷があるから返品したい」「思ってたものと違う」「壊れてるから賠償しろ」なんて、しつこいクレームをつけてくるのも、新規ユーザーやマイナス評価の多い人の特徴。
はやく商品を売りたい気持ちは痛いほどわかります。ですが、評価が低い相手と取引すると、ほぼ100%トラブルに発展します(個人的経験談)。逆に、評価が3桁以上で、マイナス評価がゼロの人と取引すれば、スムーズに取引できる確率が格段に上がり、心から「気持ちのいい取引」ができるハズ!
ヤフオクの黎明期から数えきれないほどの取引を経験してきた私が見つけた、この「ネット個人売買の最適解」。ぜひ参考にして、賢く安全な取引を心がけてくださいね!