2025年モデルのSV650のカラーリングが最高すぎた。 これぞ大人のスズキ! SV650がついにファイナル!? 新カラー・価格・排ガス規制を徹底解説してみた!

TEXT:響 公平

本日、スズキの人気ミドルネイキッドバイク「SV650 ABS」の2025年モデルが発売されました!

とはいえ2023年モデルからの変更点は、カラーと価格だけ。スペックはそのままです。だけどお値段は3万3,000円アップ……。

2016年にデビューしたときは「中型バイクの値段で大型が買える!」なんて言われて話題になりましたが、あれから9年。初期価格73万8,720円だったのが、いまや83万6,000円。それでも、ここ数年の“ガンガン値上げ”が当たり前な業界の流れを考えると、まだまだコスパの高いバイクといえます。

そして、2025年モデルのいちばん注目なのは何といってもカラー!

ホンダのVTR250なんかでもそうなんですが、タンク・フレーム・ホイールがそれぞれ違う色だと、組み合わせ次第で「お、おう……」な仕上がりになること、ありましたよね? SV650も、タンクが白でフレームとホイールが赤とか、タンクがグレーメタリックでフレームとホイールが赤とか、ちょっと微妙な配色がリリースされてきたことがありました。

でも、2025年モデルの3カラーは、どれもいい感じに仕上がってるんですよ。

まずはパールビガーブルー。KATANA(GSX-S1000)にも使われた色で、深みと鮮やかさが絶妙にマッチしたスポーティなブルー。公式もメインビジュアルで使われているカラーで、このパールビガーブルーを推しているのがわかります。

続いてSNSでも大好評のパールマットシャドーグリーン。ゴールドフレームとのコンビネーションは、まさに“大人のSV650”って雰囲気。海外でこのカラーが発表されたときから「めっちゃいいじゃん!」って話題になりました。2025年モデルの隼も似たようなマットグリーンが採用されていましたが、最近のスズキ車のカラーリングは本当に攻めていて、「どうしちゃったの?」って思うくらい上手い! 3万3,000円の値上げも、これなら納得しちゃうレベル。

そして3色目がマットブラックメタリック2。こちらは前モデルの黒×ゴールドフレームのコンビを継続しつつ、マット仕様にチェンジして、さらにシックに。こちらも大人っぽい雰囲気の仕上がりになりました。

ただ、このSV650はどうやら“ファイナルモデル”らしいんです。理由は排ガス規制に対応していないから。2025年から欧州の規制がEURO5からさらに厳しいEURO5+になるのですが、このSV650はそれに合わせた対策を施していないんですね。そんなわけで、後継は新しいミドルクラスの「GSX-8S」が引き継いでいくのでは? と言われています。

希少なVツインエンジン搭載のミドルネイキッドが、ついに終焉を迎えるのか……と思うと寂しい限り。中古市場も含め、SV650はまだまだ豊富なストックがあるとはいえ、発売終了すると途端に価格が跳ね上がるのは、クルマ&バイク界の“あるある”ですよね。もし気になっている方がいたら、早めの決断が吉かもしれません。

まあ、それでも迷っていたら……「買えなくなってから欲しくなる」というのも、物欲の醍醐味。あえて販売終了後を待ち、物欲の限界突破まで自分を追い込むのもアリかも?(笑)

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