TEXT:アウトラン編集部
出る? それとも出ない? とファンをやきもきさせているトヨタの新型C-HR。現状では国内リリースはないとウワサされおり、半ばあきらめ気分でもあるが…。だが、国内販売を希望する声が大きくなれば、まさかの逆転ホームランも十分にありえる話。現に国内でテスト走行をしている目撃情報や、日本の特許庁に意匠登録がされているといった真偽不明な情報もチラホラ。これは国内販売に向けたリークなのでは!? これは期待せずにはいられないでしょう! そこで、ここでは2024年11月現在でわかっている新型C-HRの情報をお届けします。
C-HRは、トヨタの世界戦略SUVとして開発されたコンパクトクロスオーバーSUV。2016年に発売され、2017年では国内でSUVとして初の車名別月間販売台数1位を記録。欧州市場ではヤリス、カローラに次いで3番目に売れる日本車となっているほどの大ベストセラーモデルだった。2023年7月に生産終了となり、国内ではカローラクロスがC-HRにとって代わることになりました。
海外では2022年に次期「C-HR」を予告するコンセプトカー「C-HR プロローグ」を欧州トヨタが公式HPで公開して、2023年6月に新型C-HRを正式に発表。現在、発売を待っているというのがここまでの流れ。
デザインと外装
新型C-HRのボディサイズは、全長4360mm×全幅1830mm×全高1558-1564mm、ホイールベースは2640mm。
新型C-HRは「ハンマーヘッド」デザイン言語を採用。シャープなフロントフェイスと一文字型のリアライトが特徴的。
ルーフラインが低く、スポーティで洗練された印象を与えます。一部グレードには特別色「プレシャスシルバー」のバイトーンカラーも用意されています。
パワートレイン
1.8Lハイブリッド:
システム出力140ps、FF駆動。0-100km/h加速は9.9秒で、日常使いに最適。
2.0Lハイブリッド:
システム出力198ps、FFまたは4WD。0-100km/h加速はFFで8.1秒、4WDで7.9秒と力強い性能。
2.0Lプラグインハイブリッド(PHEV):
システム出力223ps、FF駆動。EVモードでの航続距離は約66km。
内装と快適性
インテリアには12.3インチディスプレイ、64色のアンビエントライトを装備。エコ素材を多用した内装は、触感や質感がかなり高い模様。後部座席のスペースはややタイトで、これはスポーティなルーフラインの影響か⁉
安全機能
トヨタの「Toyota Safety Sense」を搭載。主な機能には以下が含まれます:
プリクラッシュセーフティ(昼間の自転車や夜間の歩行者も検知)
プロアクティブドライビングアシスト(加減速を支援)
ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックアラート
2リッターPHEVには新機能「ジオフェンシング」による「Predictive Efficient Drive(予測効率ドライブ)」システムを搭載。
ジオフェンシングとは、地図上で「見えない柵(さく)」を作る仕組みのことです。トヨタの新しいC-HRでは、この技術が車に使われています。
超かいつまんで説明すると、次のようなイメージです:
- 見えない柵を設定
車のオーナーが「このエリアから出ないでほしい」と決めた場所を地図上で指定します。このエリアが「見えない柵」になります。 - 柵を越えたら知らせてくれる
車がそのエリアから出ると、自動的にスマートフォンなどに通知が届きます。「おっと、車が柵の外に出たよ!」と教えてくれるのです。 - 何が便利なの?
- 車を貸したときに、どこか遠くへ行かないか確認できる。
- 特定のエリアを守るために使える(例:駐車場から出ないようにする)。
- 防犯目的で、車の移動を監視できる。
つまり、ジオフェンシングは車の動きを地図上でチェックして、安心や便利を提供する仕組みなのだ! 子どもで例えると、「ここで遊んでね!」と言われたエリアから出たら、お母さんが気づくような感じかな。
最新のトヨタのデザインと技術で構成された新型C-HR。リリースされれば先代同様、ヒットすることは間違いないでしょう。あとは気になるのは値段。欧州ではエントリーモデルで約400万円。国内で販売される場合は、価格も気になる部分です。